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市原市、メンタルヘルスケアアプリ「emol」の実証実験に協力[ニュース]

市原市、メンタルヘルスケアアプリ「emol」の実証実験に協力[ニュース]

千葉県市原市は、emol株式会社が提供するAIチャットによるメンタルヘルスセルフケアを目的としたアプリケーション「emol(エモル)」の実証実験に協力。この度の実証実験の結果について、emol社は7月5日、実証実験結果を公表した。

emolは個人のメンタルヘルスに関連する課題を、カウンセラーや産業医などの人ではなく、AIと会話することで解決していくサービス。サポートAIの「ロク」とチャットで会話をすることで、CBT(認知行動療法)やACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)に基づいた簡易のカウンセリングやコーチング、雑談などを行うことが可能で、現在iOSのみの提供で27万ダウンロードされている。

emol社では、早稲田大学人間科学部・大学院人間科学研究科 大月研究室と『アプリ内でACTを活用した心理療法の研究』の共同研究・検証を進めているなか、この度は市原市の活性化・地域課題解決に向けたオープンイノベーションプログラム「いちミラ」に採択されたことによって千葉県市原市協力の下で実証実験を行うことになった。

本実証実験は、千葉県市原市の自治体より実証実験参加者(千葉県市原市職員)を募り、emolの実証実験用のACTデジタルプログラムを2週間(2021年3月)使用。対象者には心理的尺度を測る複数の心理テストに回答し、抑うつ、不安、心理的柔軟性などへの効果を検証した。

実証実験の結果、デジタルプログラムを実施した群とデジタルプログラムを実施しなかった群との比較において、デジタルプログラムを実施した群に抑うつ・不安への軽減がみられた。今回の検証では、介入時期が参加者の繁忙期と重なり、全体的に抑うつ・不安のスコアは悪化傾向にあったが、デジタルプログラムを実施した群の軽減がみられたため、一定の予防効果が期待されるとした。

(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)