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上士幌町、セイノーHD、電通、エアロネクストらと「持続可能な未来のまちづくり」に向けた包括連携協定を締結[ニュース]

上士幌町、セイノーHD、電通、エアロネクストらと「持続可能な未来のまちづくり」に向けた包括連携協定を締結[ニュース]

北海道十勝地方に位置する上士幌町は、セイノーホールディングス株式会社、株式会社電通、株式会社エアロネクストと、全国自治体のロールモデルとなることを目的とした包括連携協定を2021年8月11日に締結した。

上士幌町は、今年5月21日に、SDGs達成に向けた優れた取組を提案した自治体として、内閣府の2021年度「SDGs未来都市」に選定されている。また、その中でも特に先導的な取組として、「自治体SDGsモデル事業」にも併せて選ばれた町である。

町の持続的な発展を目指すには、同町の主産業である観光のさらなる振興のほか、農業の生産性向上、カーボンニュートラルと利便性が両立した域内の移動や物流など住みやすい環境づくりと住民サービスの維持が課題となっている。

これらの課題を受けて、セイノーHD、電通、エアロネクストおよび、株式会社karch社など町の事業者との連携により、次世代高度技術の積極的な活用とパートナー連携を拡大することで、町の社会課題の解決を目指し、住みやすく、魅力的な街づくりに取組んでいく。

特に、ドローン領域においては、国内のドローン産業活性化に必要となる常時飛行が可能な環境の確保が課題のなか、上士幌町がドローンの聖地となり、関係者が集積し、あらゆる取組みを行えるフィールドをつくることで、国内のドローン産業の発展に大きく寄与することも目指すとのこと。

今回の同町の連携協定の内容は以下の通りである。

1.締結日

2021年8月11日

2. 協定の内容

ドローンを含む次世代高度技術の活用により、以下の事項において連携・協定する。

(1)農業・観光・産業・経済の振興に関すること

(2)持続可能な地域雇用、人材教育、人材育成および産業基盤整備に関すること

(3)カーボンニュートラルと利便性が両立した持続可能な地域交通・物流の確保と住みやすい環境づくりに関すること

(4)地域防災への貢献および新しい社会インフラの整備に関する事項に関すること

(5)観光地域商社「株式会社karch」と連携した新たな観光コンテンツ開発に関すること

(6)上記に関わる情報発信に関すること

3.具体的な取り組み(予定)

(1)ナイタイテラスにおけるドローンを活用した観光商品開発

(2)次世代高度技術活用における個宅へのドローン配送実証の実施

(3)セイノーHDとエアロネクストが推進するドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流”SkyHub®*1“の社会実装に向けた検討

(4)その他、カーボンニュートラル、SDGsに資する取組みの検討と実施

(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)