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吹田市、「脳体力トレーナーCogEvo」を採択[ニュース]

吹田市、「脳体力トレーナーCogEvo」を採択[ニュース]

大阪府吹田市は、『高齢者等のフレイル予防に係るICTを活用した認知機能評価システム』として公募を行い、このほど株式会社トータルブレインケアの「脳体力トレーナーCogEvo」を採択した。

フレイルを予防するには適度な「運動」と「栄養バランスの取れた食生活」、そして「社会活動への参加」が重要と言われており、多くの自治体で介護予防事業として出前講座や体操等、フレイル予防の取組みを行っている。
今回の事業では、住民主体の通いの場、介護予防教室・相談会等において脳体力トレーナーCogEvoを活用し、運動・栄養・社会参加、生活習慣病予防に関する情報提供や、必要に応じて個別支援が行う。
また、フレイル予防の取組の評価の一つとして活用する。


自治体でのフレイル対策が数年前からスタートし、様々なアクションプランの立案と推進が行われているが、今回吹田市で行われる予定の『実際に参加されている高齢者の認知機能の変化を確認し、評価していく』という取組みは、自治体での脳体力トレーナーCogEvoの先進的な活用方法と言える。


脳体力トレーナーCogEvoは、大垣市(岐阜県)等で行われている認知機能低下の早期発見や早期介入、そして西条市(愛媛県)や秩父別町(北海道)で行われている生活習慣改善に向けた予防行動の動機づけ、など、認知症予防、介護予防のゼロ次から二次予防まで幅広い分野で活用されている。
また、直近では神奈川県や常総市(茨城県)などに採用されるなど、すでに多くの自治体で脳体力トレーナーCogEvoが導入されており、ツールとしての信頼性や簡便性などの利点を訴求し、今後も自治体のニーズにあった活用の広がりを期待するとともに、健康長寿社会の実現に貢献していきたいと考えている。​

「脳体力トレーナーCogEvo」について


脳体力トレーナーCogEvo は、12 種類のゲームを通じ、楽しみながら手軽に認知機能別トレーニングと認知機能チェックができるクラウドサービス。
CogEvo の特徴は、正答率だけではなく作業時間も測定することで、認知機能の軽微な変化に気づくことが可能であること、「自分自身で感じられる達成感」「ほめてくれる仕組み」といった学習科学の要素を取り入れていることが挙げられる。
既に医療機関や介護施設、薬局など約 600 件の導入実績があり、スポーツ選手の脳振とう復帰プログラムや企業の健康経営サポート等、医療関係以外の分野においても導入が進んでいる。
また、CogEvo パーソナルでは、測定結果を家族と共有できる仕組みを備えており、離れて暮らす高齢者の見守りサービスとしても利用できる。

* CogEvo公式サイト:https://cog-evo.jp/

(執筆:デジタル行政 編集部 加納 奈穂)