兵庫県姫路市、「高齢者・障がい者向け交通優待助成のデジタル化」業務をギフトパッドに委託[ニュース]

兵庫県姫路市、「高齢者・障がい者向け交通優待助成のデジタル化」業務をギフトパッドに委託[ニュース]

兵庫県姫路市は、市内で実施する高齢者・障がい者を対象としたデジタルチケット導入・運用保守業務を、株式会社ギフトパッドに委託した。
本事業は、交通優待助成をデジタル化するもの。
過去の実証実験で得た知見やノウハウを活かして、利便性向上・業務効率化を目指す。

背景

姫路市では、行政サービスや地域社会のDX化が推進されており、今回の交通優待のデジタル化もそれに伴う取り組みの1つ。
従来の紙の助成券による交通優待助成は、多くの自治体が以下のような課題を抱える。

・紛失時の再発行が困難
・持ち運びの負担
・印刷費用
・利用数把握の手間

今回、これらの課題をデジタル化によって解決するため、ギフトパッドに業務の委託が行われた。

今後の展望

今回のシステムの運用開始時期は、令和8年4月1日を予定。
利用者の利便性向上だけではなく、事業者・市職員の関連業務における事務負担の軽減を実現し、持続可能な行政サービスの実現を支援する。
姫路市でのシステム本格導入を皮切りに、交通優待助成にとどまらず地域社会全体のスムーズなDX化を推進する方針だ。

(執筆:デジタル行政 編集部)