宮崎県宮崎市、市長定例記者会見にAI解説を導入[ニュース]
宮崎県宮崎市は、定例の市長記者会見のダイジェストにおいて、AIが会見内容を要約しAI音声がそれを読み上げる形式の動画を制作・公開した。
記者会見内容をAI主体で動画コンテンツにする取り組みは全国の自治体で初。
動画内容は約3分程度にまとめられ、従来の10~15分の動画よりも要点を絞った見やすい内容になっている。
背景
宮崎市では、市民に市長定例記者会見を届けるために、市公式YouTubeチャンネルで会見の様子をLIVE配信していた。
より内容を分かりやすく伝えるために要点をまとめたダイジェスト動画を配信するようになり、視聴者数は倍以上に増加した。
一方で、ダイジェスト動画用には公開に一定の時間・労力を要するという問題点がある。
今回、「より早くよりシンプルに」会見を届けたいという意識から、AI技術を活用した動画制作が試験的に行われた。
今後の展望
今回の取り組みでは、会見の要約からナレーション、サムネイルまでAI技術が使われている。
今回の取り組みは迅速かつ伝わりやすい動画制作実現だけではなく、制作にかかる負担を軽減し、持続的に有益な情報を届けられる体制構築につながることが期待される。
宮崎市は今後、行政情報発信をはじめ、広報業務へもAI技術の応用を検討し、サービス向上を目指す。
(執筆:デジタル行政 編集部)