宮城県、「総務省 地域社会DX推進パッケージ事業(推進体制構築支援)」を開始[ニュース]
宮城県において、NTT東日本株式会社が「総務省 地域社会DX推進パッケージ事業」の伴走支援事業者に選定された。
これに伴い、支援地域(宮城県・村田町・美里町・大衡村)の地域課題解決を目指したDX推進体制構築やデジタル分野に関わる人材の育成などの伴走支援事業を、2025年6月から開始した。
背景
宮城県では県内自治体におけるDX推進に格差があり、小規模な自治体においては住民生活・産業分野でのDXが進んでおらず、支援が必要な状況であるといえる。
このような状況を受け、県は市町村が単独で解決できない課題の解決を支援し、効率的かつ効果的に地域社会DXを牽引する方針を打ち立てた。
今回の取り組みは、このような状況を背景として、伴走支援事業者になったNTT東日本とともに進めるもの。
概要
本事業は、宮城県と各町村における課題の抽出から解決策の検討、DX計画策定・実証までを支援することによって、DXを活用した業務効率化や住民サービスの向上を目指す。
具体的には支援地域に常駐支援者を派遣することで、地域社会DX推進に向けて伴走支援を実施する予定。
得られた知見を支援地域以外にも展開・浸透させ、各自治体の活性化につなげることを目標とする。
(執筆:デジタル行政 編集部)