大阪府枚方市、次世代AI警備システム「AI Security asilla」を用いた社会実証開始[ニュース]

大阪府枚方市、次世代AI警備システム「AI Security asilla」を用いた社会実証開始[ニュース]

大阪府枚方市はスマートシティ化実現のため、次世代AI警備システム「AI Security asilla」を用いた、実証実験を開始する。行動認識AIを活用し、より安全で快適な市民生活の向上を目指す。

「AI Security asilla」実証実験の背景

大阪府枚方市は「枚方市駅周辺再整備計画」を策定し、時代・社会環境にあわせたスマートシティ化を目指している。このたび、スマートシティ化実現の一環として、株式会社アジラが提供する次世代AI警備システム「AI Security asilla」を導入し、社会実証を開始した。

「AI Security asilla」を公共空間や公園などに活用し、転倒・ふらつき・急病人の見守りや、不審な行動の早期発見が期待できる。行動認識AIを使ってセキュリティ体制を強化し、安全なまちづくりを目指す。「AI Security asilla」のカメラを活用し、人流計測も可能だ。

また、周辺エリアの活性化・公園の有効活用・賑わい創出などの政策につなげる基礎データ活用も期待できる。

「AI Security asilla」実証実験の概要

「AI Security asilla」を用いた実証実験の実施は、2023年10月13日から2023年11月26日までの期間、ニッペパーク岡東中央で行われる。

公共空間の見守り強化と市民の安全を向上させることが、同システム導入の目的だ。病人や不審行動など事象が発生すると、およそ1秒で警備システムが検知し、ポップアップ・メール・パトランプなどさまざまな方法でリアルタイムに通知される。これによって、事象への対応の迅速化が期待できる。

「AI Security asilla」の概要

「AI Security asilla」は、世界でもトップクラスの行動認識技術を基に開発されたAI警備システムだ。暴力行為や喧嘩などの迷惑行為のほか、急病人の見守り、人流計測など、違和感行動の検知ができる。

カメラをAI化し、異常や不審な行動を検出すると瞬時に映像が通知される仕組みだ。映像を確認する警備員の業務負荷軽減に加え、見落としの予防も可能となる。

(執筆:デジタル行政 編集部)