三重県伊賀市、行政窓口でのコミュニケーション支援として透明字幕表示ディスプレイを設置[ニュース]
2024年9月2日、三重県伊賀市は、市役所1階の障害福祉課・介護高齢福祉課窓口に、透明字幕表示ディスプレイを導入した。
透明字幕表示ディスプレイは、聴覚に障害を持つ人や聞き取りに不安のある人が、職員の言葉を聞き漏らさずサービスを利用できるようにするための装置だ。
導入経緯
伊賀市役所の各窓口では今回の取り組み以前にも、聴覚に障害のある人・高齢者・外国人などを対象に、コミュニケーション支援アプリの導入や筆談、理解しやすいやさしい日本語での対応などを用いてきた。
今回導入された透明字幕表示ディスプレイは、職員の言葉を音声認識によって読み取り、利用者の前に表示できるもの。
このディスプレイを活用することで、従来以上にスムーズなコミュニケーションの実現が期待されている。
詳細
今回導入されたディスプレイは、表裏・双方からの音声文字認識が可能で、対面しながら利用者と職員で同じ情報を共有できる。
また、外国人とのコミュニケーションを想定し、多言語にも対応している。
約150の言語の表示が可能で、さまざまな国から来た人と円滑なコミュニケ―ションおよびサービスの提供が実現できる。
今後、窓口業務において有益なツールとして活用を進める予定だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)