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【兵庫県たつの市】 高齢者への“ゆるやかな見守り”を支援[先進事例]

【兵庫県たつの市】 高齢者への“ゆるやかな見守り”を支援[先進事例]

兵庫県たつの市は、新型コロナウイルスの影響を受けて集いの場や趣味の講座などに休止が相次いでいる。地域社会とのつながりが急激に減少した高齢者の「新しい孤立」を解消するため、たつの市はICT機器を使った高齢者の見守りに関する実証実験を令和3年度から開始している。

取り組みのきっかけ

新型コロナウイルスの影響で、これまで地域とつながりのあった高齢者の「新しい孤立」が生まれた。たつの市はICTを使い、離れて暮らす家族による見守りができるようにするとともに、動画配信を行うことで一堂に会さなくてもフレイル予防に取り組めるのではないかと考え、今回の実証実験を開始した。

概要

高齢者の自宅にあるTVに専用機器を設置し、そのTVで離れて暮らす家族が配信した写真や動画、行政などが配信した外出促進や体操などの動画を高齢者に視聴してもらう。これらのコンテンツの視聴を通して孤立感解消やフレイル予防、外出意欲向上などに関する行動変容が起きるか検証を行う。離れた家族には、高齢者の動画視聴時や室温上昇時および就寝・起床時にスマートフォンにアプリを通じて情報が届く。そのほか、温度・湿度・照度の情報がアプリで確認できるようにし、互いに抵抗感を覚えずに安否確認を行えるようにした。

【参考情報】

 人口:7.6万人

関連URL:https://www.chikaku.co.jp/press/20220621

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」:

https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)