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鹿児島県、ピーマン自動収穫ロボットの実証実験を開始[ニュース]

鹿児島県、ピーマン自動収穫ロボットの実証実験を開始[ニュース]

鹿児島県は、2022年2月14日より鹿児島県農業開発総合センターにおいて、ピーマン自動収穫ロボットの実証実験を開始した。
県内にある農業ロボット開発のAGRIST株式会社への委託による実施で、自動収穫ロボットによる収穫性能の検証や課題の整理を行い、自動収穫ロボットを最大限活用するうえで必要な知見や留意点等を同センターの協力も得ながら取りまとめをおこなう。

鹿児島県は東串良町、鹿屋市、志布志市等を中心にピーマンの生産が盛んだが、農業従事者の減少や高齢化等を背景とした担い手不足が深刻な課題となっている。

このような背景のもと、鹿児島県は農業の持続的発展に向けて『鹿児島県スマート農業推進方針』において、「作物の能力を最大限に発揮する施設園芸の実現」や「ベテラン農家の熟練技の見える化による技術継承の実現」といった将来像の柱を掲げており、今回の実証実験はこれらを具体化するものとなる。

【実証実験の概要】

実証内容:

・鹿児島県でのピーマン栽培における自動収穫ロボットの適応性の検証、課題整理
・自動収穫ロボットの活用に関する知見や留意点等の策定

実証期間:

・令和4年 2/14(月)~3/16(水) 約1か月間の予定

実証場所:

・鹿児島県農業総合開発センター

なお、AGRIST社は、ピーマン自動収穫ロボット「L」の普及や実証実験に関心のある自治体・行政の方々の視察を随時受け入れているとのことである。

視察を希望の場合には、同社ホームページからの問い合わせが出来る。

(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)