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富士市、教職員に1人1台PCを導入し校務と授業の両方に使用[ニュース]

富士市、教職員に1人1台PCを導入し校務と授業の両方に使用[ニュース]

静岡県富士市は全公立小・中学校43校を対象に、教職員に1人1台PCを導入し、校務と授業の両方で使用している。

富士市教育委員会では、教育現場の支援として、2011年度より市内小・中学校の全教職員向けに校務用PC環境の整備を行っている。さらに2018年度には、市内小・中学校に学習用タブレットを約3,000台整備し、教職員に向けても授業用タブレットを各校数台ずつ配布した。なお、その後学習用タブレットについては、文部科学省の掲げる「GIGAスクール構想」に対応すべく端末を増設し、児童・生徒1人1台の環境を実現しています。

そして今回、2021年度に校務用PC環境をリプレースするにあたり、富士市教育委員会では
・授業用端末の増設
・校務用端末と授業用端末の一本化
・セキュリティと利便性
の両立を実現するため、1台のPCで校務と授業の両方に活用できる「二刀流」の環境の整備を決定した。

【ポイント1】 高いセキュリティを保ったまま、1台のPCで校務・授業どちらも可能に

校務用ネットワークと授業用ネットワークを分離し、1台のPCからそれぞれにアクセスできるようにすることで、高いセキュリティを保ったまま利便性を向上した。教職員にとっては、校務用/授業用の2台の端末を教室や自宅へ持ち運ぶ必要がなく、1台のPCで両方の作業が可能になった。また、富士市教育委員会にとっても、端末台数を減らすことにより故障・破損のリスクを減らせ、保守コストを抑えられている。

【ポイント2】 テレワークでの利便性が向上し、外部接続件数1,000件超/日を記録
富士市では、自宅などから校務用ネットワークにアクセスできるしくみは2011年度に整備されていたが、今回のリプレースにより、その利便性がさらに向上したことでテレワーク利用が促進された。従来のテレワーク利用人数は最大でのべ800人台/日であったが、リプレース後はのべ1,000人台/日を超える日も記録されている。

【ポイント3】 わずか約1ヵ月でシステムを構築、端末展開まで予定通り完遂
サーバ設置、ネットワーク構築、データ移行、システム切替などを約1ヵ月で行い、その後1,300台の端末展開までを、予定通り2021年11月の本番稼働開始までに完遂した。

今般導入したソリューションについては下記の通り。

(1)導入先     静岡県富士市内 小学校27校、中学校16校
(2)導入会社    パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社
(2)利用人数    小・中学校の教職員 約1,300名
(3)システム構成  ・サーバ:HPE SimpliVity
           ・端末:HP Elite x2 G8 1,300台
           ・仮想化ソリューション:Citrix Virtual Apps and Desktops

静岡県富士市教育委員会・小滝智之氏(学校教育課教育指導室指導主事)のコメントは次の通り。

「GIGAと校務の二刀流」は、学校現場からの強い要望であったため、端末の配付日には、職員から歓声が上がった学校もあったそうです。
高スペックかつスタイリッシュな2in1端末により、これまでできていたことがより快適になり、これまでできなかったことが実現可能になりました。
今回の整備により、オンライン会議や研修等が日常的にできるようになったため、業務の効率化につながっています。また、画像や動画を活用した教材が円滑に作成できるようになったため、子供たちの一人一台端末が、より効果的に授業で活用できるようになりました。

(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)