北海道苫前町が「e街プラットフォーム®」を採択
北海道苫前町は、「新しい地方経済・生活環境創生交付金」(令和6年度補正予算分)の対象事業として「デジタル地域通貨プラットフォーム構築事業」を推進している。本事業はデジタル実装型TYPE1(優良モデル導入支援型)として2025年3月に採択されたものであり、複数の電子商品券や自治体ポイント施策を株式会社ギフティが提供する「e街プラットフォーム®」より展開する予定である。

同事業の第一弾として、町民を対象にした「プレミアム地域振興券発行事業」を開始し、2025年8月4日から12月31日までの期間に利用可能なプレミアム付電子商品券を発行した。この電子商品券は、町内の29店舗において1円単位で利用できるものであり、「苫前町チケットポータル」を通じて購入・受け取り・保存・利用を一元的に実現している。
苫前町が進める「デジタル地域通貨プラットフォーム構築事業」は、プレミアム付商品券や子育て応援チケット、タクシーチケット、自治体独自のポイントなどをデジタルで発行・流通させることにより、地域経済の活性化と住民の地域活動への参加促進を図るものである。また、施策を横断したデータ分析を通じてEBPM(証拠に基づく政策立案)の推進を目指す取り組みであり、国が公表した採択結果においても主な採択事例として掲載された。
(執筆:デジタル行政 編集部)