福岡県北九州市、OpenAIと生成AIの活用に関する連携を開始[ニュース]

福岡県北九州市、OpenAIと生成AIの活用に関する連携を開始[ニュース]

福岡県北九州市は、生成AI分野を世界的に牽引するOpenAI,Inc.と、生成AI活用に関する連携を締結した。
今回の連携によって、生成AIの可能性を引き出し、AI活用ナンバーワン都市の実現に向けた取り組みをより加速させることが期待される。

背景

北九州市では社会課題への対応力強化の手段として、AIを含む先端技術の活用を推進している。
2025年4月には、「DX・AI戦略室」を設置したほか、7月には「AI活用推進都市」宣言を行い、全庁的にAI活用体制強化に取り組んでいる。
OpenAIとの連携第1弾として、OpenAI提供の最先端モデルAIを活用した政策立案の高度化および迅速化と、自治体のユースケース創出に向けた取り組みを開始する。

今後の展望

今後AI技術の進展は加速し、市民サービスや行政運営の在り方が大きく変革することが予想される。
北九州市は今回のOpenAIとの連携を通じ、最先端AI技術を積極的に取り入れて市民に寄り添う行政サービス実現を目指す。
また、福祉や防災、環境や教育などの社会課題解決や市民サービス向上にも挑戦する方針だ。
これからも市民や地域、関係機関と協働しながら、人間と同等以上の性能を持つAGI(※)の到来も見据えた新たな自治体モデル創出を目指す。

※AGI:Artificial General Intelligence = 人間と同等以上の汎用人工知能

(執筆:デジタル行政 編集部)