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日本DX大賞、「地域DX部門」は山形市・TXP Medical、「庁内DX部門」は都城市が大賞受賞、都城市は三大会年連続で殿堂入り

日本DX大賞、「地域DX部門」は山形市・TXP Medical、「庁内DX部門」は都城市が大賞受賞、都城市は三大会年連続で殿堂入り

写真中央:都城市デジタル統括課 副課長 佐藤泰格氏、右:日本デジタルトランスフォーメーション推進協会 代表理事 森戸 祐一氏、左:審査員・元湖南市長 谷畑 英吾氏

2025年7月16日(水)、東京 渋谷で日本DX大賞2025サミット&アワード日本DX大賞の授賞式が開催され、「地域DX部門」において山形市・TXP Medical株式会社、「庁内DX部門」において都城市がそれぞれ大賞を受賞、都城市は三大会連続で受賞し、大会史上初の殿堂入りを果たした。

今年で4回目を迎える「日本DX大賞」は、「支援」「サステナビリティトランスフォーメーション(SX)」「事業変革」「業務変革」の6部門で構成され、過去最多となる158件の応募があり、書面審査を経てファイナリストを選出した。

このうち「地域DX部門」では、山形市・TXP Medical株式会社による「救急隊DX」※1の取り組みが、「庁内DX部門」では、都城市の「D(デジタル)に頼り過ぎないDX」※2の取り組みがそれぞれ大賞を受賞した。

※1:なぜ救急隊DXは救急医療の質を上げることができるのか ~いのちを救う救急DX~ 搬送困難を解消し、命を守る連携と革新

※2:「D(デジタル)に頼り過ぎないDX」 ~フロントヤード改革から実現する庁内DX~

写真中央:山形市消防本部山形市消防本部 救急救命課 計画推進係 主査 尾形 一氏、右:TXP Medical株式会社 医療DX事業部長 大西 裕氏、左:審査員・可処分時間ラボ 共同代表 中尾 潤氏

「地域DX部門」で大賞を受賞した、山形市消防本部 救急救命課 計画推進係 主査 尾形 一氏は、「救急隊の様々な課題に対して、TXP Medicalさんとタックを組んで取り組んできたことが、このように大賞を受賞することにつながり、心から嬉しい気持ちです。全国に720ある消防本部の救急隊の方々が、まだまだいろいろな課題や悩みを抱えていると思います。そういった方々の参考になれば、また救急業務をけん引していけるようにこれからも頑張っていければと、身が引き締まる思いです。」と語った。

また、TXP Medical株式会社 医療DX事業部長 大西 裕氏は、「我々は救急DXをお届けしていますが、これは業務効率化だけでなく、地域に安心して住めるということを、DXでお届けするということです。山形で作ったこのシステムをこれから全国に広げていき、日本全体を安心して住める場所にしていきたいと考えています。」と今後の抱負を述べた。

一方、今回「庁内DX部門」で大賞を受賞、三大会連続受賞となり殿堂入りも果たした都城市デジタル統括課 副課長 佐藤泰格氏は、「DX大賞という場において、変革を目指していくためにアナログ改革が重要なポイントであるということを、ご評価いただきました。第一回目からずっと決勝に出続けているので、そろそろ出入り禁止になるのではないかと思っていたのですが、殿堂入りをさせていただき大変嬉しく思っています。全国の色々な自治体から学びを得て、今ここにいると思っています。皆さまにも色々な知見をお伝えしていきたいと思っています。都城市はまだまだ新しいチャレンジを続けていきたいと思っています。」と述べた。

また、「地域DX部門」ではLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社と函館市が優秀賞を福島市が奨励賞をそれぞれ受賞。「庁内DX部門」では、指宿市が優秀賞、福島市と別府市が奨励賞をそれぞれ受賞した。

(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)