京都府京都市、AI自動音声応答サービスを全区役所・支所の代表電話に導入[ニュース]

京都府京都市、AI自動音声応答サービスを全区役所・支所の代表電話に導入[ニュース]

京都府京都市は、全11区の区役所・3支所の代表電話・保険年金担当・文化市民局地域自治推進室戸籍住民企画担当に自動応答サービスの「Graffer Call」を導入した。
「Graffer Call」は株式会社グラファーが提供する、AI音声を用いた自動応答サービス。

背景

京都市では、誰一人取り残さないデジタル社会の実現を目指している。
現在、行政サービスの窓口である電話応対では、市民にとって「電話がつながりにくい」「開庁時間外は利用できない」という問題がある。
また、自治体職員側も、電話への応対のためにコア業務を中断しなくてはならず業務効率が低下するという不満がある。
京都市はこれらを解決するために2024年から「Graffer Call」利用についての実証実験を開始し、その結果、「Graffer Call」によって市民の利便性向上・職員の業務負担軽減が両立できた。
これを受けて、市内で「Graffer Call」を本格導入するに至った。

今後の展望

今後は「Graffer Call」単体ではなく、京都市に導入済みの「Graffer スマート申請」「Graffer 手続きガイド」「Graffer 窓口予約」「Graffer お悩みハンドブック」などのサービスとの連携を強化する方針。
これによって、市民が従来よりも円滑に行政サービスにアクセスできる環境構築を目指す。

(執筆:デジタル行政 編集部)