東京都、「建築物環境報告書作成支援システム」を構築[ニュース]
2025年5月、東京都は株式会社ヘッドウォータースから支援を受け、「建築物環境報告書作成支援システム」を構築した。
建築物環境報告書作成支援システムは、東京都環境局によって推進される「建築物環境報告書制度」の運用を支えるシステム。
背景
東京都は、2050年までの目標達成に向けて建物分野における二酸化炭素排出削減を重点施策として位置づけている。
今回、その一環として、基準未満の新築建築物を対象として、省エネ性能確保や再生可能エネルギー利用設備設置などを義務付ける「建築物環境報告書制度」が施行された。
当制度を運用するには、環境情報を正確かつ効率的に収集・管理できるデジタル基盤が求められる。
これに伴い、ヘッドウォータースコンサルティングは、過去に培った業務設計やシステム構築に関する知見を生かし、システムの構築支援を行った。
システムの特徴
・報告書作成の省力化
フォーム形式の直感的な入力を実現し、複雑な項目は自動計算される
・ファイル取込・既存データの活用
PDF・CSVファイルの解析や連携に対応
・柔軟な帳票出力と編集
PDF形式の帳票を出力可能で、提出資料の作成を効率化
・将来的な制度改正に向けた柔軟な対応
設定項目を外部管理し、制度変更時の手間を最小限に抑えられる
(執筆:デジタル行政 編集部)