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佐賀市、第2回佐賀市DX推進本部会議を開催[ニュース]

佐賀市、第2回佐賀市DX推進本部会議を開催[ニュース]

佐賀市は10月21日、第2回佐賀市DX推進本部会議を開催した。会議では、佐賀市DXサポートチームの紹介や、佐賀市におけるDX推進の取り組みについて、進捗状況の報告等が行われた。

佐賀市DXサポートチームを設置

『スマート・ローカル!SAGACITY』の実現に向けて、市民(Civic)がデジタル技術(Tech)を使って、地域や身近な困り事を解決する「Civictech(シビックテック)」によって、市民活動を推進する組織で、全国各地で数々の成果を出している一般社団法人「コード・フォー・ジャパン」が、今後の佐賀市全域のシビックテック《デジタル技術活用した市民主体のまちづくり》を支援するために、「佐賀市DXサポートチーム」を立ち上げることになった。

第2回DX推進本部会議では、「佐賀市DXサポートチーム」から、コード・フォー・ジャパン代表の関治之氏と、理事の榊原貴倫氏にも本会議に参加し、佐賀市の取り組みに対する所見等を伝えた。

佐賀市DX推進の取り組みの進捗状況

佐賀駅バスセンターデジタルサイネージ構築事業

バス会社毎だった乗り場を行先方面別のわかりやすい乗り場にリニューアルオープン。直近の発車時刻(遅延や緊急情報)を表示できるようにしたことで、はじめて佐賀駅バスセンターを利用する人でも迷わず利用できるようになった。

SAGAスマート街なかプロジェクト

SNS等を活用した情報発信や市民参加型ワークショップの開催などによって、市民が中心になって居心地が良く歩きたくなる空間づくりを目指した取組を進めている。夏のDigi田甲子園では、実装部門(指定都市・中核市・施行時特例市等)で全国第8位となった。

※Digi田甲子園とは・・・デジタル実装を通じた地方活性化を推進する自治体の取組を募集し、特に優れたものを内閣総理大臣賞として表彰する国の事業(国民のみなさんによるインターネット投票)

佐賀市DX推進支援モデル事業

「DXに取り組みたい企業」と「DXの考え方を伝え、ビジネスデザインを支援する企業」とのマッチングにより、DXマインドの醸成、DX計画策定などの社内DX推進に取り組む事業。参加企業の6社は、本事業の推進により社内DXを推進しており、参加企業のモデル事業の取り組みが他企業へ波及していくことで、地域DXが推進されることを期待されている。

子育てDX関連事業

・家事・育児における音声アシスタントの活用実験(令和4年8月実施)。アマゾンのスマートスピーカー「アレクサ」を使って、育児、家事の困りごとを解決する実証実験で、男性が育児、家事を行う上での課題や問題点を洗い出し、施策に生かしていく。

・LINEによる子育て情報発信(令和5年1月開始予定)。保育所の入所手続きや予防接種の案内など、成長に合わせて、市役所からさまざまな情報をピンポイントでお届けするといった、子育て情報の発信サービスを予定している。

佐賀市スーパーアプリの構築

1つのアプリの中に行政情報の利用や各種手続きなどの複数のアプリ機能を統合し、スマホから、いつでも、どこでも、欲しい情報が手に入る、手続きができるなど、市民の利便性を飛躍的に向上させるだけでなく、市の業務の効率化も実現する佐賀市スーパーアプリを構築し、令和5年3月末の実装を目指している。

佐賀市DX推進の取り組み方針のまとめ

1 部局横断的な協議・取り組み

2 デジタルサービス創出に伴うデータ整理・業務整理

3 行政、市民、企業、地域が一体となった取り組み

これらを佐賀市DX推進の取り組み方針として、『スマート・ローカル!SAGACITY』の実現を目指していく。

当日の会議資料は佐賀市HPにて(URL)

(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)