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智頭町、多世代のつながり促進にコミュニティ通貨「まちのコイン」を導入[ニュース]

智頭町、多世代のつながり促進にコミュニティ通貨「まちのコイン」を導入[ニュース]

鳥取県智頭町は、株式会社カヤックと協業し、コミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス「まちのコイン」を10月1日(金)から本導入することを決定した。

概要

智頭町は2021年2月3日(水)から3月21日(日)の期間で、「まちのコイン(通貨名:てご)」の実証実験を行っており、町特産品の「かき餅づくり体験」や、町の伝統の「薪割り体験」、「恵方巻きの歴史を食べて学ぼう」などをまちのコインを通して、若い世代に触れてもらう機会を提供した。

実証実験に参加した町民へのアンケート結果から、4割の人が「てご」を通して新しい人や個店とつながるきっかけになったことがわかった。

今後は加盟店数を増やし、また高齢者などへは、子どもや孫と使う体験などを増やしていく、説明会を実施するなどを検討している。本導入により、世代を超えた新しいつながりを創出し、智頭の強い住民自治活動の継続、伝統的な生活様式や林業景観を守ることを目指す。

・開始時期:2021年10月1日(金)

・利用場所:21スポット(智頭町役場、矢部商店、HuntsKitchen、まんぷく食堂 えん、智頭町食生活改善推進員協議会、いざなぎ振興協議会、ちえの森ちづ図書館、森のガレージキノビ、智頭ノ森ノ学ビ舎(TAMARIBA)、中西文具店、百人委員会健康部会、智頭町森林セラピー推進協議会、智頭町民泊協議会、フレッシュベーカリー夢屋、(一社)智頭町観光協会、石谷家住宅、智頭まちゼミ、オグラ写真館、土師地区振興協議会、山形地区振興協議会、富沢地区振興協議会)*9月21日現在

・利 用 方 法:コミュニティ通貨「まちのコイン」アプリをAppStoreまたはGoogle Playからダウンロード、地域選択で「智頭町」を選択

・通 貨 名:てご(お手伝いを表す方言)

導入背景

総面積の93%が山林で、人口6千人ほどの小規模都市である智頭町は、20年以上にわたり住民主体のまちづくりを推進し、その住民自治の強さや取り組みは全国的にも有名で、2019年にはSDGs未来都市に選定された。これらの取り組みは移住者促進にもつながり、2015年には社会増減の差がマイナス1となり、効果を発揮しつつある。


しかし小さな集落が分散する中山間地では、人口減と高齢化による消滅集落の危機に常に直面している。そこで智頭が失いたくない強い自治活動や林業の技術、自然資源の活用による生活様式などを若い世代に継承したいと考え、多世代交流の促進、地域継承する仕組みづくりに、人と人を仲良くする「まちのコイン」の活用が決定した。その結果、地域への愛着から地域課題が自分ゴト化し、地域内で活動する活動人口となる若い世代が増え、伝統や文化を受け継ぐ意識が生まれることが期待されている。

(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)