千葉県東金市、小中学校向けICTサポート事業を開始[ニュース]
千葉県東金市は、東金市の企業であるアドレス・サービス株式会社の協力のもと、市内の小中学校を対象としてICT活用の教育活動を支援する「ICTサポート事業」を開始した。
本事業は2023年度から実施されており、今年度は3年目の実施となる。
背景
近年、文部科学省が「GIGAスクール構想」を推進していることで教育現場におけるICTの整備が進んでいる。
一方で、ICT機器の導入が進みながらも、現場では教職員の対応負担が増大しており、機器の操作説明やトラブルへの対応、ソフトウェアに関する知識不足などの課題が顕在化している。
このような背景を踏まえ、東金市とアドレス・サービスは教育現場におけるICT環境の専門的なサポートが重要だと考え、本事業を展開している。
概要
当取り組みでは、市内の小中学校12校を対象として、ICT機器の設定やネットワークへの接続確認、端末操作支援や操作説明などの日常的な支援を行う。
また、情報モラル教育についてのカリキュラム作成や授業の実施など、高度なサポートも並行して行う。
教職員からトラブルの相談や機器不具合の報告があった際の迅速な対応を行うことで、安定した教育環境を構築することへの貢献が期待される。
市では今後も取り組みを続け、持続可能な支援モデル構築を目指す。
(執筆:デジタル行政 編集部)