神奈川県藤沢市、駅前広場の再整備にAIソリューションを活用[ニュース]
神奈川県藤沢市は駅前広場の再整備において、セーフィー株式会社が提供する「Safie Pocket2」と「Safie Survey」を導入した。
「Safie Pocket2」はウェアラブルクラウドカメラ、「Safie Survey」はAIによる映像解析を活用した調査のサポートが可能。
背景
神奈川県藤沢市では持続可能な行政サービス実現のため、デジタル技術の導入を進めている。
これまで藤沢駅前広場についての状況把握は目視での計測が中心で、用具別通行者数の把握はできなかった。
加えて、雨天時・曜日別など詳細な条件設定時の調査が難しいという課題もあった。
今回、駅舎の改良に合わせて駅前再整備を実施するに伴い、デジタル技術を活用した交通量調査方法が採択された。
概要
藤沢駅の再整備に伴い、南口駅前広場外周デッキ・ロータリー一般車乗降場にて、車両交通量や停車時間のほか、用具別通行者数を可視化した。
これらの取り組みによって、交通量・人流を中心に駅前の利用状況を客観的なデータで把握できるようになる。
今回の実施の結果得られたデータは以下の通り。
外周デッキ:ベビーカー・車いすなどの利用が一定数ある状況を確認できた。
一般車乗降場:長時間停車する利用者がいることを確認でき、ロータリーの交通負荷増大に対する対策が必要だとわかった。
(執筆:デジタル行政 編集部)