愛媛県松山市、野生鳥獣に関する業務をアプリで実施[ニュース]

愛媛県松山市、野生鳥獣に関する業務をアプリで実施[ニュース]

愛媛県松山市は、野生鳥獣の管理業務とデータ収集をアプリ上で行う意向を示した。外部企業の専用アプリ「Econnect(エコネクト)」を市内仕様に開発依頼しており、2024年4月より利用を開始する予定だ。

Econnectとは

野生鳥獣に関する専門アプリで、捕獲データを効率良く収集したり管理したりできる点が特徴。従来の管理方法は、紙とExcelを利用した方法だったが、紙の情報を集計時にデジタルデータとして再入力する手間があった。

Econnectの導入により、情報入力や行政文書の出力までを一元化可能だ。データ取得のデジタルによる一元化で、業務とデータ収集の効率化を図る。

また、EconnectはiPadとWebアプリから利用できるため、捕獲情報の登録が容易になる。捕獲場所や捕獲量を可視化でき、野生鳥獣の捕獲データが詳しく分かるため、増加抑制の指標や翌年の捕獲時期を定めやすくなる点も特徴だ。

愛媛県松山市のDX推進

松山市では、行政手続きや庁内DX推進など、DX化を幅広く行っている。住民が活用できるアプリも積極的に提供しており、母子手帳アプリや防災アプリ、健康アプリなどがある。今後は現場作業の効率化や地域コミュニティ・農業のDX推進などを行い、より住みやすいまちづくりを進める予定だ。

(執筆:デジタル行政 編集部)