山梨県甲斐市、AIが音声を認識する文字起こし支援アプリケーション導入[ニュース]

山梨県甲斐市、AIが音声を認識する文字起こし支援アプリケーション導入[ニュース]

山梨県甲斐市役所は、AIが音声を認識する文字起こしアプリケーションの「AmiVoice ScribeAssist」を導入した。「AmiVoice ScribeAssist」の導入は、県内で初めてとなる。

「AmiVoice ScribeAssist」導入の背景と概要

山梨県甲斐市は「開かれた会議」を目指しており、視覚障がいをもつ人に対するコミュニケーション支援を検討している。これまでも音声認識サービスを導入していたが、庁内の評判は良くなかった。

そこで、株式会社アドバンスト・メディアから提案を受けた「AmiVoice ScribeAssist」を試したところ、音声認識精度も使い勝手も良かったため、導入を決めた。AIがリアルタイムで音声認識を行い、傍聴席に設置したモニターに字幕を表示する。議会の傍聴席に字幕モニターを設置することは、全国的に見ても先進的な事例だ。

「AmiVoice ScribeAssist」は、端末ごとに導入できるオンプレミス型で導入ができる。さらに安価な定額制のため、金銭面の負担が少ない点も導入に至った理由だ。また、情報保障につながり、振り返りもしやすくなることが期待される。

「AmiVoice ScribeAssist」の概要

「AmiVoice ScribeAssist」はAIによる音声認識機能を搭載した、スタンドアローン型文字起こし支援アプリケーションだ。リアルタイムでの音声認識に対応しており、会議音声の録音・テキストの編集・文字起こしまでを一貫して行える。このように、会議での運用に適した機能を多く搭載している点が特徴だ。

(執筆:デジタル行政 編集部)