山口県宇部市、民間企業と連携し訪日外国人向けのデジタルクーポンを配布[ニュース]

山口県宇部市、民間企業と連携し訪日外国人向けのデジタルクーポンを配布[ニュース]

山口県宇部市は、コロナの影響で疲弊した飲食業や小売業、宿泊業を活気づける目的で、訪日外国人向けにクーポンの配布を開始した。このクーポン配布にあたっては、ギフティ株式会社が提供するeギフトプラットフォームの「e街プラットフォーム」を活用する。

クーポンの詳細

宇部市は「UBE TRIP CAMPAIGN」として2023年9月15日より、訪日外国人を対象に1名あたり1泊3000円分のクーポンを配布。クーポンの有効期限を2024年2月29日とし、10,000セット用意した。チェックインの際パスポートをフロントへ提示し、申請書に記入することでクーポンの引換券を入手できる。その後、引換券に記載されたアクセスコード(コインでスクラッチすると表示される)をクーポン取得サイト上へ入力することで利用が可能となる。

宿泊日数分のクーポンを受け取れ、また、異なる宿泊施設から受け取ったクーポンであっても合算できる仕組みだ。クーポン画面から店に設置された二次元コードを読み込み、利用金額を入力することで支払いが完了する。クーポンは90を超える加盟飲食店・小売店で利用可能だ。電子クーポンは利用すればすぐに利用済みの分が表示されなくなるシステムであり、不正利用の防止効果が高い。

スマートフォンを利用できない場合は、クーポン引換券のアクセスコードを削らずに店頭や宿泊施設へ持ち込めば、紙のクーポンとして使える。

紙のクーポンは、店側の請求に至るまでの手順が複雑であるという問題点を抱えているため、今回は紙クーポンとして利用された場合でも、飲食店や小売店側が利用客に代わって電子クーポンサイト上で決済処理を行うことで煩雑さを防ぐ。

(執筆:デジタル行政 編集部)