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【神奈川県】いのちのほっとラインを提供[先進事例]

【神奈川県】いのちのほっとラインを提供[先進事例]

 神奈川県は令和2年4月より、「いのちのほっとライン@かながわ」を提供している。このサービスを通して「こころの健康」に関する相談体制を強化する。

サービス提供の背景

神奈川県の自殺者数は近年減少傾向にある。その一方で若年層の減少幅は、比較的小さい傾向にある。そこで神奈川県は「いのちのほっとライン@かながわ」の提供を開始した。若年層の使用頻度が高いLINEを相談窓口として活用することで、若年層の相談ニーズに対応する。

「いのちのほっとライン@かながわ」の概要

「いのちのほっとライン@かながわ」を活用すると、「こころの健康」に関する悩みを専門スタッフに相談できる。このサービスは地域住民や神奈川県に通勤・通学している方を対象に実施しており、予約不要で相談を受け付けている。料金も無料で、匿名での相談も可能だ。 LINE相談は30代を中心に利用されており、未成年から高齢者まで幅広い世代に活用されている。神奈川県が従来から実施していた電話相談事業と比較すると、未成年及び20代の利用率が高い傾向にある。相談後のアンケートでは有効回答者の95,5%が「また相談したいと思う」「機会があれば相談したいと思う」と答えている。

 神奈川県は相談窓口を多くの方に知ってもらえるように、今後も広報を進める。

【参考情報】 

人口:922.0万人
関連URL:LINE相談「いのちのほっとライン@かながわ」 – 神奈川県ホームページ (pref.kanagawa.jp)

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: 

https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)