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茨城県境町、地域の課題解決のため、ドローン配送サービスのデモンストレーションを開始[ニュース]

茨城県境町、地域の課題解決のため、ドローン配送サービスのデモンストレーションを開始[ニュース]

茨城県境町は、株式会社NEXT DELIVERYと連携し、ドローンを使用した住民向け配送サービスの実証実験を2023年2月28日に実施した。

これは、新スマート物流「SkyHub®」始動に合わせたものである。新スマート物流「SkyHub®」とは、ドローン輸送と地上輸送を連結させたサービスだ。

実証実験、実施の背景

日本では、過疎化が進む地方の住民が高齢であったり、店舗が少なく買い物が困難であったり、物流業界で人手が不足していたりと、さまざまな課題が深刻化している。

実証実験の目的

物流業界における人手不足の緩和や、高齢者の買い物難民に向けた利便性の向上が目的である。それに伴い、地域経済の活性化に向けた実現も今回の実験の目的だ。また、従来の物流で排出されていたCO2をドローンの活用によって大幅に削減でき、環境負荷軽減にもつなげられると考えている。

実証実験の内容

地上輸送とドローン輸送を連結させて、市街地から境町金岡地区に住む人へ温かい食事を届けた。境町の近くにあるラーメン屋さんと割烹料理屋さんのお弁当を、まずは車で約5分ほど運ぶ。次に、車で運んだ食事をドローンに搭載し、約3キロの距離を5分ほどドローンで飛行。その後無事注文者の元へ届けられた。注文した男性からは、「熱々の状態でお店のものが食べられてうれしい」との声が届いている。

(執筆:デジタル行政 編集部)