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【鹿児島県知名町】 地域の農業事業者とともに進めるドローンによる地域課題の解決[先進事例]

【鹿児島県知名町】 地域の農業事業者とともに進めるドローンによる地域課題の解決[先進事例]

鹿児島県知名町は、労働力不足の解消という地域課題の解決に向けて、地域でドローンを扱う事業社2社とドローンを活用した農業のスマート化に関する検討を行った。令和3年度、町内のサトウキビ畑において試験的にドローンによる雑草判別を行い、有用性の検証を実施した。また、センシング機能を活用し雑草判別を行うことで、農薬の使用料を減らし環境に配慮した農業経営を目指す。

スマート農業への期待

スマート農業についての関心が高まる中で、研修会の参加者は増加している。また地域の農業事業者は、ドローンを活用した作業に関心を高めている。こうした背景には、農家の高齢化や担い手不足などが原因として挙げられる。また、農家戸数は減少しているが規模拡大志望の農家が多いこと、一戸当たりの経営耕地は増加しており労働力不足が発生していることなども要因のひとつだ。町は、ドローンの活用を通じた労働力不足の解消やコストカットの成功が、農業事業者の経営安定に資することを期待している。

ドローン導入の補助は

知名町内の農業事業者を対象に、研修会を2回開催した。 研修会は、6月・10月に実施し、 ドローンを活用するまでのプロセス(受講すべき講習等)や、ドローンによる農薬散布等の効果について説明した。また、ドローンの導入に関して補助金の給付も行っている。

【参考情報】 

人口:0.6万人

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)