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千葉県、「救急医療等業務支援システム導入業務委託」に株式会社Smart119を採択[ニュース]

千葉県、「救急医療等業務支援システム導入業務委託」に株式会社Smart119を採択[ニュース]

千葉県は「救急医療等業務支援システム導入業務委託」の事業者として、医療スタートアップ企業の株式会社Smart119を採択した。千葉県千葉市は2020年7月から、同社の開発する救急医療支援用システム「Smart119」を、市内の消防局で運用している。今回の採択により千葉県は「Smart119」をさらに発展させたシステムを、2023年3月から千葉県全体で運用を開始する予定だ。

システム概要

今回導入されるシステムは、救急搬送に要する時間の短縮を目的に開発された。また、救急隊の現場活動を支援する目的で以下の機能を備えている。

  • 医療機関への一括受入要請機能
  • 医療機関との情報共有機能
  • 電子署名機能
  • 病院選定機能

導入の経緯

現在千葉県内の救急隊は、利用者の受入要請時において、医療機関に一か所ずつ電話し、利用者の症状や細かい説明をその都度行っている。そのため、最初に連絡した医療機関にて受入不可になったときは別の医療機関へ連絡し、もう一度症状を説明する必要がある。千葉県は、これらの事務的作業を簡略化し、救急時におけるサービスの質向上を目指している。今回のシステム導入は緊急性の高い傷病者がいるときを対象として、自動集計した受入可否情報を県内の救急隊が情報を共有し、速やかに閲覧できるようにすることが目的である。

(執筆:デジタル行政 編集部)