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【熊本県荒尾市】スマートシティ構想におけるデジタルを活用したヘルスケアの提供[先進事例]

【熊本県荒尾市】スマートシティ構想におけるデジタルを活用したヘルスケアの提供[先進事例]

熊本県荒尾市は、国土交通省のスマートシティ先行モデルプロジェクトに選定されている。「荒尾ウェルビーイングスマートシティ実行計画」に基づき、地域サービスの向上を目指す取り組みを実施している。

あらおスマートシティ推進協議会は、ヘルスケア・エネルギー・モビリティ・防災・見守りなど、さまざまな分野でのサービスを推進している。

ヘルスケア分野における荒尾市の取組

ヘルスケア分野では、デジタルを活用したスマートヘルスケアサービスの実証実験に取り組んでいる。実証実験のコンセプトは「さりげないセンシングと日常人間ドック」。COI東北拠点(東北大学)と連携しながら検証を進めている。

実証実験の背景

荒尾市は医療給付費が高いため、市民の健康習慣を改善する必要がある。荒尾市の国民健康保険料と後期高齢者医療制度の医療費は、ともに全国平均を上回っていることが理由だ。そこで、荒尾市は市民の健康寿命を伸ばすため、スマートヘルスケア分野のサービス向上を推進し、ヘルスケア分野の事業に取り組んでいる。

実証実験は「ウェルビーイングミラー」を活用

実証実験にはデジタルを活用した「ウェルビーイングミラー」が活用されている。

ウェルビーイングミラーは、映った人の体調を可視化・分析できる機器である。健康的な食事や行動を市民にアドバイスし、生活習慣の改善・健康寿命の延伸を目指す。また、実験結果をもとに健康的な生活への行動を市民に促すシステムを構築する。

【参考情報】

人口:5.1万人

関連URL:
https://www.city.arao.lg.jp/shisei/machi-zukuri/smart-city/ (市HP)

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)