知名町、沖永良部高等学校生徒向けゼロカーボン通学実証事業・EVバイク体験試乗会開催[ニュース]
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鹿児島県知名町は、町内において二酸化炭素排出量の最も多い輸送部門への対策の第一弾として、県立沖永良部高等学校の生徒を対象に、ゼロカーボン通学に向けたEVバイク通学実証事業を8月より開始する。併せて県立沖永良部高等学校が主催する二輪車安全講習会にてEVバイク体験試乗会を開催する。
沖永良部島を構成する、知名町及び和泊町は2022年4月に環境省より脱炭素先行地域の認定を受け、公共施設への再生可能エネルギーの導入計画策定・知名町新庁舎におけるZEB化対応など脱炭素実現に向けた取り組みを進めている。
その中で両町の二酸化炭素排出量の約半数を占める輸送部門においては、個人が利用する自動車・バイクのEVによる脱炭素化が必要となる。特に原付バイクは住民にとって身近な移動手段であり、県立高校に通学する生徒の７割が通学手段として原付バイクを利用している。しかし原付バイクの取得費用や高騰する燃料価格など、家庭にとって大きな負担となっている。一方でＥＶバイクの本格導入は、バイク本体の提供方法や充電方法・島内における走行性能など、利用者の意見を踏まえた導入支援が求められる。
この度、鹿児島県立沖永良部高等学校、パーソナルモビリティ事業を展開する株式会社カレンスタイル、バイク製造元のヤマハ発動機株式会社の協力のもと、町内に住む沖永良部高等学校の生徒を対象に、EVバイクを活用したゼロカーボン通学実証事業を行う。
今回の貸与事業を通じて、通学・日常生活においてEVバイクの有効性や課題確認、今後の本格導入に向けた意見聴取を進め、移動手段の脱炭素化に向けた取り組みを進めていく。
【実証事業】
使用車両 ヤマハ発動機製 E-Vino：5台（和泊町においても5台貸与を実施予定）
対象者 知名町在住の県立沖永良部高等学校に通学する生徒（１人１カ月間貸与・合計25名予定）
（和泊町実施分を含め合計50名を予定）
実証期間 2022年８月から2023年３月まで
申込方法 知名町HPより8月1日申し込み受付開始予定
【EVバイク体験試乗会】
県立沖永良部高等学校主催の二輪車安全講習会の会場にて、EVバイクの貸与説明と体験試乗を実施
日時：７月27日(水)・28日（木）１４：００~１７：００
場所：沖永良部自動車学校（大島郡知名町知名2068番地）
概要：両日とも １４:００ 事業概要及び本体説明（10分間）
１６:００ EVバイク試乗（終了予定17：00）
（執筆：デジタル行政 編集部 和泉 理子）