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川崎市、ジモティーを通じて粗大ごみをリユースする取組を実施[ニュース]

川崎市、ジモティーを通じて粗大ごみをリユースする取組を実施[ニュース]

神奈川県川崎市は2021年10月~12月、川崎市が回収した粗大ごみのなかでまだ使用可能なものをジモティーに掲載し地域住民の方に譲渡する実証事業を実施した。

ジモティーは「地域の今を可視化して、人と人の未来をつなぐ」を経営理念に、地域情報サイト「ジモティー(URL)」を運営している。現在、月間1,000万人以上が利用しており、ここ数年で注目を集めているリユース分野においても、大型の家具や家電を中心に、必要なモノを必要な人へ届ける場を提供している。

今回の取組では、ジモティーを活用し、まだ使える不要品の引き取り手を募集することで、粗大ごみの削減に寄与することを目的に実証事業を実施した。

実証事業では、多摩生活環境事業所に持ち込まれた粗大ごみのうち、まだ使用可能な物の情報をジモティーに掲載し、引き取り手を募集した。結果として、合計173点を出品し、その内の約94%にあたる163点を希望する引き取り手に譲渡することに成功した。譲渡した全163点の総重量にあたる粗大ごみの減量効果は約1トンとなった。

なお、2021年10月~12月の期間で多摩生活環境事業所には約1,500点の粗大ごみが持ち込まれており、今回の実証実験ではジモティーを通じて、そのうちの約11%をリユース出来たこととなる。

(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)