北海道稚内市が「あとから選べるふるさとギフト」を導入

北海道稚内市が「あとから選べるふるさとギフト」を導入

北海道稚内市は、地域の一次産品を編纂したデジタルカタログギフト「あとから選べるふるさとギフト」をふるさと納税の返礼品に追加した。返礼品のラインナップを拡充することで、寄附額のさらなる拡大を目指す。

なお、本ギフトは2025年9月より「楽天ふるさと納税」で掲載されていたが、同年11月からは株式会社ギフティの「カタログギフトシステム」で生成したバージョンに移行している。

カタログギフトによる返礼品選択の柔軟化

本システムは、自治体や地域のコンセプトに沿って厳選した地場産品を、オリジナルのデジタルカタログとして生成する。これにより、寄附者が返礼品を急いで決める必要がない仕組みを構築した。

稚内市では、2025年7月に導入した現地体験型の電子商品券「てっぺんギフト」に加え、今回のデジタルカタログギフトを導入することで、寄附者の多様なニーズに応える体制を整えている。

寄附金額に応じた11種類の選択肢と多様な地場産品

寄附者は11種類の金額設定から選択可能であり、3,000円から2,000,000円までの幅広い寄附区分を用意している。

寄附額の30%相当がギフトコードとして返礼され、寄附後に自宅へ届く送付状の二次元コードから専用サイトへアクセスすることで利用できる。

保有するチケットの範囲内であれば、異なる価格帯の商品を自由に組み合わせて交換できる。サイト内では、稚内市が誇るさまざまな産品がラインナップされている。

・蟹、海老、ホタテなどの新鮮な海産物

・ブランド牛である宗谷黒牛

・地域の特色を活かした各種加工品 など

ギフトコードの有効期限と利便性の特徴

ギフトコードには、発行日から1年間という長期の有効期限が設けられている。 寄附時に具体的な商品を指定しなくて良いため、後からじっくりと品目を選べる。

また、期限内であればチケットを複数回に分けて利用することも可能だ。寄附者のタイミングに合わせて地場産品を受け取れる点は、従来のふるさと納税にはない利点といえる。

e街プラットフォームによる地域活性化の展望

本ギフトで利用されたカタログギフトシステムは、株式会社ギフティが提供するデジタルプラットフォーム「e街プラットフォーム®」におけるサービスの一つ。

稚内市は、e街プラットフォームを以前から利用しており、旅先で寄附を行う「旅先納税®」と、今回の「あとから選べるふるさとギフト」を併用し、現地消費と物産振興の両面から地域活性化を推進している。

今後も、より価値の高いシステム運用を通じて、寄附者の体験価値向上と地域の持続的な発展に寄与していく。

(執筆:デジタル行政編集部)