愛媛県松山市、高齢者向けICT健康ポイント施策を実施[ニュース]

愛媛県松山市、高齢者向けICT健康ポイント施策を実施[ニュース]

愛媛県松山市と株式会社ベスプラは、高齢者向け健康ポイント事業「高齢者いきいきチャレンジ事業」を共同で推進している。
導入開始から約1年9か月が経ち、対象者人口の約1.0%に相当する1,408人が事業を利用し、医療費換算で約1億2,420万円にあたる抑制効果があったと試算された。

背景

松山市は、以前から行われていた「高齢者いきいきチャレンジ事業」を2023年7月にスマートフォンアプリ導入とともにリニューアルした。
ベスプラ提供の「脳にいいアプリ×健康ポイントサービス」を本事業に導入したことで、松山市は四国初の本サービス導入自治体になった。
本事業は、デジタル技術の活用によって高齢者の外出機会を創出して健康増進を図り、市民の健康寿命を伸ばす狙いがある。
また、市ではデジタル活用に不安がある高齢者に対するサポート体制も整備している。

アプリ概要

松山市では本事業による健康増進効果・業務効率化を受け、来年度以降も事業を継続実施する方針。
2025年度も健康アプリの登録相談・スマホ教室などを開催し、高齢者が楽しく健康づくりに取り組める環境を提供する。
また、高齢者自身が地域活動へ参加することによって、地域全体の活性化につながることも期待される。

(執筆:デジタル行政 編集部)