岐阜県飛騨市、「スマート火葬予約」導入で職員負担軽減へ[ニュース]
岐阜県飛騨市では、長年の課題だった「火葬予約」業務の見直しが行われている。
現在では年間560件の予約をオンライン化し、電話対応はほぼ無くなった。
これによって、窓口の中断や宿日直の呼び出しに関する問題も解消し、職員の負担軽減・業務効率化につながっている。
概要
「飛騨市」は2004(平成16)年に合併によって誕生した市。
高齢化率が年々上昇しており、現在は40%を超えるといわれる。
死亡届は年間400件程度受理され、火葬場は市内2カ所、いずれの火葬場も炉数は2基。
葬儀社は隣の高山市にある葬儀社も含めて6社あり、火葬件数は年間で560件にのぼる。
火葬予約業務は緊急性が高くミスが許されない業務ということで、職員に負担がかかっていた。
火葬予約業務による職員への負担軽減のために導入されたのが、オンラインでの火葬予約である。
その他の取り組み
飛騨市では2019(令和元)年6月、市役所に「おくやみワンストップ窓口」を開設した。
これは市民が亡くなった後、市役所で行うさまざまな手続きの専用窓口。関係課から出向いた職員が遺族に必要な説明をし、必要な手続きのほとんどをその場で済ませられる。
現在は市民保険課にて専用カウンターが設置され、こちらの窓口もデジタル化が進められている。
(執筆:デジタル行政 編集部)