奈良県奈良市、DXで利便性向上・業務効率化をさらに推進[ニュース]

奈良県奈良市、DXで利便性向上・業務効率化をさらに推進[ニュース]

奈良県奈良市では、全庁でDXを推進しており、市民サービス向上および業務効率化に向けてさまざまな取り組みを加速させている。
また、市ではDXに関する進捗を「DXダッシュボード」と称して可視化し、庁内に公開・共有している。

背景

全国の自治体において、DX推進によって市民サービスの維持・向上をはかり、職員減少を見据えて業務効率化を進めることは喫緊の課題となっている。
奈良市においては、令和4年度からデジタル推進室、令和5年度からDX推進課を設置しており、本格的な取り組みを始めて4年目となった。
これらの取り組みの推進状況を把握できるようにするため、ダッシュボードを作成して庁内公開し、進捗の可視化をはかることとなった。

DX推進の事例

・行政手続きオンライン化の推進
オンライン申請可能な手続きは、令和5年度は259だったところ、令和6年度末は918に達した。
令和7年度中には、法的にオンライン化不可のものを除いて全手続きをオンライン化することを目指す。

・キャッシュレス化推進
窓口支払では、7課の窓口において6種類のコード決済や5種類のクレジットカードのほか、11種類の電子マネーに対応した。

・AI&リモート総合案内
市役所本庁舎にAI&リモート総合案内を設置。月間平均約600件の問合せを受け付けている。

(執筆:デジタル行政 編集部)