奈良県、県職員用の学習プラットフォームを導入[ニュース]

奈良県、県職員用の学習プラットフォームを導入[ニュース]

奈良県は、県職員向けに学習プラットフォームの導入を開始した。現段階では奈良県庁の研修対象者のみだが、今後規模を拡大する予定だ。

「ならっCiao!」とは

奈良県庁は、学習プラットフォームとして「ならっCiao!」を導入した。株式会社Schooが提供するプラットフォームで、約8,000本の学習コンテンツが閲覧できる。人口減少による人手不足に対応することが、導入における大きな目的だ。

「ならっCiao!」では、県職員として重要な会計や財務業務以外に、ビジネススキルやAIとDXなどのテクノロジー関連の知識も学習可能だ。また、県庁外で起きている社会や地域などの情報も掲載している。そのため、専門的な学び以外に時事問題にも触れられる点が特徴だ。

職員の教育をデジタルで行うことで、リスキリングのハードルが下がることも期待される。

奈良県職員の職場環境

奈良県は、県職員に対して柔軟な働き方を推奨している。在宅勤務やフレックス制、サテライトオフィスなど、職員の要望や生活環境に応じた勤務制度を導入済だ。

また、勤務歴によって研修の内容を変えている点が特徴といえる。今回導入された学習プラットフォーム以外に、eラーニング研修も用意しており、県職員のスキルや知識を高める環境が充実している。

(執筆:デジタル行政 編集部)