長野県、生成型AIサービスを活用した庁内業務効率化に取り組む[ニュース]

長野県、生成型AIサービスを活用した庁内業務効率化に取り組む[ニュース]

長野県は、生成型AIサービス「GaiXer」による庁内業務効率化の実証実験を行っている。期間は9月20日から10月20日までで、情報セキュリティや職員の主体性など幅広い課題の解決を図る。

「GaiXer」とは

今回の実証実験で選ばれたサービスは、エンタープライズ向けの生成型AIサービス「GaiXer」だ。Azure OpenAI Servicesを基盤に行政や企業向けとして開発されたサービスで、データ保護機能やアクセス制御機能に特化している。

GaiXerは、業種別のテンプレートによる支援機能によって、誰でも簡単に利用できることが特徴だ。さらにクラウド上のサービスと連携することでカスタマーサポートの支援や文書作成業務の効率化など、幅広い分野に対応する。

長野県のDX取り組み

長野県は「スマートハイランド推進プログラム」と「信州ITバレー構想」の2つを主なDX戦略として定めている。スマートハイランド推進プログラムでは、多様なスマート化と地域交通の最適化、医療の充実などに取り組む。

信州ITバレー構想では、IT人材やビジネスに重きを置いた取り組みに力を入れている。IT人材の誘致と定着、人材育成にくわえてITビジネスを活性化させるエコシステムや創業支援、立地環境の整備などに取り組んでいる。

 (執筆:デジタル行政 編集部)