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福島県大熊町、農業活性化のために農業施設「Fun Eat Makers in Okuma」を開設予定[ニュース]

福島県大熊町、農業活性化のために農業施設「Fun Eat Makers in Okuma」を開設予定[ニュース]

福島県大熊町は、農業分野専門の会社、株式会社コネクトアラウンドと「企業立地に関する基本協定」を締結した。同社と協力して、6次化農業施設を2024年7月に開設する予定だ。

背景

大熊町は、東日本大震災の福島第一原子力発電所の事故によって、農地を放置するしかない状況が続いている。これは震災後11年以上続いており、農地の荒廃が進む原因のひとつだ。そのことに加えて、農業を担う人手が全町避難によって町外で暮らしている現状もある。大熊町は、これらの問題を解決するために「大熊町営農再開ビジョン」を2022年3月に策定した。経験やノウハウに頼ることなく、新しく農業に挑戦したい人でも始めやすい環境整備を進めている。

事業の概要

大熊町が2024年7月に開設を予定している「Fun Eat Makers in Okuma」は、農業と食をテーマにした6次元の大型農業施設だ。自分の持っている力を誰もが活かし働けるユニバーサルなワークフローや、AI・先端技術を活用した農業であるアグリテックを導入する。

事業の目的

大熊町は、今回の事業が移住や帰還を促すことにつながると考えている。人口の増加をはじめ、さまざまなノウハウや技術を持った新たな移住者との連携により可能となる復興を目的としている。

(執筆:デジタル行政 編集部)