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【鳥取県智頭町】コネクテッドカーを活用した出張型行政サービスの提供 [デジタル化先進事例]

【鳥取県智頭町】コネクテッドカーを活用した出張型行政サービスの提供 [デジタル化先進事例]

令和2年12月25日に策定した自治体DX推進計画では、「自治体DXの取組とあわせて取り組むべき事項」として、「全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」という取組方針が掲げられた。

デジタル行政では、総務省が公表している各地方公共団体における地域社会のデジタル化に関する取り組み事例の参考事例集の一部を本シリーズにてご紹介する。

【事業の概要】

智頭町は、谷が多く集落が点在しているという地域特性により、交通基盤が脆弱なエリアがあり、行政サービスが行き届きにくいという課題がある。

そこで、5Gに対応したコネクテッドカーで集落を巡り、福祉、防災、観光など、住民のニーズに応じた様々なサービスを提供することとした。

コネクテッドカーとは、ICT端末としての機能を有する自動車であり、民間ではその機能を緊急時の通報や車両の追跡等に活用している。町の場合には、キャリア閉域網を活用し、行政系ネットワークへ接続することで、行政サービスの提供が可能になる。

【提供予定サービスの例】

・ロコモ・フレイル予防に係るサービス

・災害時のリアルタイムでの情報共有

・デジタルコンテンツ(e-スポーツ等)を活用した5G体験や観光バーチャル体験による移住促進、地域の魅力PR

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部 與那嶺 俊)