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滋賀県、コミュニティ通貨「まちのコイン(ビワコ)」の導入開始[ニュース]

滋賀県、コミュニティ通貨「まちのコイン(ビワコ)」の導入開始[ニュース]

滋賀県は、株式会社カヤックが開発したコミュニティ通貨(電⼦地域通貨)サービス「まちのコイン」を、2022年7月25日から導入した。滋賀県全域を対象地域に、長浜市、近江八幡市、日野町の3市町からサービスを開始する。カヤックと滋賀県は2022年5月にローカルDXの実現に向けた連携協定を締結しており、「まちのコイン」の導入により、滋賀県内の各地域の魅力を県内で横断しワンストップで発信できることが期待される。なお、県が「まちのコイン」を導入し、県内の市区町村をまたがって利用できるのは初めての試み。お金で買えないその地域ならではの体験が得られる「まちのコイン」を活用することで、滋賀県内に住む人が地元の魅力を再発見し、訪れる人が継続的に地域とつながることで、地域活性と関係人口増加を目指す。


コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」は、スマートフォンのアプリをダウンロードし、QRコードを介して非接触でコインの利用、獲得が可能な地域電子通貨。ユーザーは地域活動などに参加するとポイントを獲得し、獲得したポイントは加盟店等で利用することができる。現在、神奈川県鎌倉市や新潟県燕三条エリア、沖縄県石垣島、東京都内では下北沢や秋葉原など16の地域で導入され、それぞれ異なる通貨名を持っている。滋賀県では、シンボルである琵琶湖にちなみ、たくさんの人に馴染みを持って愛されてほしいという思いから「ビワコ」になった。アイコンも琵琶湖と、そこで活き活きと暮らす魚をモチーフにしている。テーマは「つながりが循環し、潤うまち」で、滋賀県内で人と人、人や地域の交流が増えることで、心に潤いがあるようにとの期待が込められている。


「ビワコ」のサービスは下記のような、テーマに沿った体験を提供していく。

「もらう」

長浜市 cafe Lotus「メイドさんとおしゃべりしたら100ビワコをあげる」

長浜市 ボードゲームスペース RESPAWN「長浜発オリジナルボードゲームで遊んだら100ビワコをあげる」

日野町  ジェミナ農園 「無農薬の畑の草抜きをしたら1000ビワコあげる」


「つかう」

近江八幡市 まちや倶楽部「300ビワコで古い町並みを見渡せる屋上テラスに案内」

近江八幡市 スミ利文具店「200ビワコで創業70年以上の文具店のこだわり文具教えます」

長浜市 LOCO      「500ビワコで絵本の読み聞かせをプレゼント」

日野町 谷口さん    「500ビワコでその時ある規格外野菜あげます(秋冬には特産の日野菜もあります)」

(執筆:デジタル行政 編集部 渡辺 龍)