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神奈川県小田原市へ「妊娠と授乳のくすり案内ボット (くすりぼ)」提供の結果、89%が「満足した」と回答[ニュース]

神奈川県小田原市へ「妊娠と授乳のくすり案内ボット (くすりぼ)」提供の結果、89%が「満足した」と回答[ニュース]

小田原市で行われたベビーテック等の活用に関する実証調査研究の一環として、株式会社Kids Publicは、同社が運営する「妊娠と授乳のくすり案内ボット くすりぼ」を小田原市の住民向けサービスとして提供した。併せて、2022年1月11日(火)〜2022年3月4日(金)までに実施された本実証調査の終了後に行ったアンケートの結果、本サービスへの総合的な満足度について89%の利用者が「満足した」と回答した。本事業へは計70名が参加し、本サービスの利用総回数は80回となった。


《利用者の募集期間》

2022年1月11日(火)〜2022年3月4日(金)

《実施期間》

2022年1月13日(木)〜2022年3月4日(金)


事業実施後に行ったアンケートの回答者(28名)のうち、本サービスへの総合的な満足度について89%が「満足した」と回答し、再利用意向についても89%が「また利用したい」と答えた。また、住んでいる自治体に対して「本サービスを導入することにより子育て支援に対する印象が良くなる」と89%が回答した。1人につき1回以上の「くすりぼ」の利用があり、2回以上利用した人が3割を占めており、サービス利用によって健康トラブルが生じたと回答した利用者は0名だった。


「妊娠と授乳のくすり案内ボット (くすりぼ)」は、これまでオンライン相談により寄せられた8万件以上の相談データを分析し、妊娠中・授乳中の状況を踏まえた薬の情報検索ができるシステム。

妊娠週数、産後月数、授乳状況、持病や合併症、困っている症状などを入力すれば、自身の状況に合った薬の情報をいつでも検索できる。それぞれの薬に関する情報ページは2名以上の産婦人科専門医で作成・監修し、「セルフケアの方法」や「自己判断すべきでない状況」、「早期に受診した方が良い状況」などについても記載することで安全性に配慮している。

妊娠・子育て中は、困った症状に関する不安や情報不足、自分にとって信頼できる薬の情報を調べることが難しい、休日や夜間にかかりつけ医療機関へ気軽に受診・相談できないといった課題があり、妊娠中・授乳中の薬の利用に悩むことも多くある。妊婦や子育て中の家族に「くすりぼ」を提供することで、自身の状況を踏まえた情報を気軽に検索できるようになる。

(執筆:デジタル行政 編集部 渡辺 龍)