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佐倉市、公立保育園7園でオンライン写真販売サービス「えんフォト」を導入[ニュース]

佐倉市、公立保育園7園でオンライン写真販売サービス「えんフォト」を導入[ニュース]

千葉県佐倉市は、市内の全公立保育園7園に保育園・幼稚園向けのオンライン写真販売サービス「えんフォト」を一斉導入した。


「えんフォト」は、株式会社うるるが提供する、WEB上で『写真展示』『販売』『購入・決済』などすべて完結する、幼稚園・保育園/保護者向けオンライン写真販売サービス。約3,400園で導入され、累計約22万人(2022年1月時点)の保護者が利用している。


これまで佐倉市の公立保育園では、写真撮影から保護者への配布に至るまでのすべてを園の職員が担っており、写真撮影等に関して大きく2つの課題を抱えていた。


1つ目は、写真の撮影である。日々、保育をしながらの子どもたちの撮影は難しく、また撮影できたとしても「顔が隠れている」「ぶれている」など保護者が満足できるようなものでないことが少なくなかった。さらに、新型コロナウイルスの蔓延により、消毒・清掃の業務を以前よりも時間をかけて行うようになったことから、職員の業務負担は増加傾向にあり、保護者からの“子どもたちの普段の自然な様子を見たい”という要望に応えることが難しい状況にあった。


2つ目は、写真選定、提供に関する園の職員の負担である。日々の保育業務、および保育に関する管理業務が優先される中、写真撮影・提供の業務は年に4回程度の頻度ではあるものの、写真データの選定から現像等、保護者への配布に至るまで多くの作業が伴うため、限られた職員数で時間内に対応することは大きな負担となっていた。

また、園内における写真展示期間が限定されるため、朝は児童保育準備、夕方は帰りの準備等で忙しい保護者からは、「写真をみる期間が短い」「ゆっくりと写真をみることができない」などの意見もあった。


「えんフォト」はWEB上での写真販売サービスのみならず、フォトグラファーの派遣サービスも行っており、園の撮影負担を大きく軽減し、クオリティの高い写真の提供が可能。こうした園の抱える課題を一挙解決できるサービス設計が導入の決めてとなった。

(執筆:デジタル行政 編集部 渡辺 龍)