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日光市役所、外国人や聴覚障がい者の円滑なコミュニケーションを支える「みえる通訳」を導入[ニュース]

日光市役所、外国人や聴覚障がい者の円滑なコミュニケーションを支える「みえる通訳」を導入[ニュース]

日光市は、株式会社テリロジーサービスウェアが提供する映像通訳サービス「みえる通訳」を、2022年4月から導入した。これにより、外国人や聴覚障がい者との意思疎通が円滑になることが期待される。


日光市では、2018年4月1日より施行された「日光市手話言語条例」に基づき、電話リレーサービスの導入や、日光市の歌を手話で訳した動画の作成を通じて手話通訳の普及を目指してきたが、手話ができる職員が少ないという課題があった。また、市民課や税務課での在留外国人とのやりとりの中で言語の壁を感じる場面が多く見られた。こうした課題解決に資するため、「みえる通訳」を取り扱うNTT東日本栃木支店は、本サービスを日光市に提供することとなった。


「みえる通訳」は、外国人や聴覚障がい者の円滑なコミュニケーションを支えるため、スマートフォンやタブレットを利用し、テレビ電話形式でオペレーターがリアルタイムで通訳を行う映像通訳サービス。13か国語(英語・中国語(北京語)・韓国語・ポルトガル語・スペイン語・ベトナム語・タイ語・ロシア語・フランス語・タガログ語・ヒンディー語・インドネシア語・ネパール語)の多言語による通訳のほか、日本手話の通訳にも対応しており、利用したいサービスや言語をスマートフォン等の画面上で選択し、オペレーターを呼び出すというシンプルな仕様となっている。今回の導入により日光市は、市民課・社会福祉課・税務課窓口・日光行政センター・藤原行政センターにて、「みえる通訳」が利用可能となった。

(執筆:デジタル行政 編集部 渡辺 龍)