福岡県大木町、デマンド乗合タクシー利用者登録証をデジタル化[ニュース]

福岡県大木町、デマンド乗合タクシー利用者登録証をデジタル化[ニュース]

福岡県大木町では、LINE公式アカウント活用によるデマンド乗合タクシー利用者登録証のデジタル化を推進している。
この取り組みは、東京都のトランスコスモス・transcosmos online communicationsによるもの。

背景

大木町では、住民の移動手段として定額で町内を移動可能な事前予約制乗合タクシー「大木のりあい号」が2025年8月から試験運行されている。
乗合タクシー事業開始にあわせて、予約に使用できるデジタル会員証機能を導入。利用申請・利用者登録証表示を大木町のLINE公式アカウントから可能にした。
これによって利用者は、LINEから利用者登録証を取得し、スマートフォン1台あればスムーズに乗車できるようになり、利便性が高まる。
行政側にとっても、紙で利用者登録証を発行する作業にかかる負担を軽減する効果が期待される。

今後の展望

公共交通空白地域が多い大木町では、移動に助けが必要な人のための手段確保が求められている。
今回の取り組みによって、住民が使い慣れたLINEから乗合タクシーの利用申請・利用者登録証提示が可能になり、利用率の向上が期待される。
取り組みに協力する両社は、今後も行政の業務効率化と住民の利便性向上を両立する地域DXを推進する方針だ。

(執筆:デジタル行政 編集部)