• TOP
  • 記事
  • 愛知県、企業との協働による行...

愛知県、企業との協働による行政課題解決事業「AICHI X TECH」を開始[ニュース]

愛知県、企業との協働による行政課題解決事業「AICHI X TECH」を開始[ニュース]

(生成AIによる作成・文責:デジタル行政 編集部 野下 智之)

愛知県は2025年6月、行政課題に対する解決策の創出を目的とした協働事業「AICHI X TECH 2025」を開始した。県の各所属が提示する行政課題に対して、民間企業等が技術的な解決策を提案し、審査を経て採択された提案については、県職員との連携のもと実証実験が実施される仕組みである。

県が特設サイト上で公表した2025年度の課題は、建設部、健康福祉部、環境部などの所属によるものであり、インフラ点検、相談業務の対応、廃棄物処理の管理、業務の効率化などをテーマとしている。各課題には、課題の背景や目的、想定する技術領域などが記載されており、応募を希望する企業はこれに基づいて提案を行う。

応募は6月末で締め切られ、書面審査およびヒアリング審査を通じて7月中に採択事業者が決定される。その後、担当所属と事業者が実証内容や運営体制について協議を行い、実証に移行する流れとなっている。実証期間は2025年8月から11月までとされており、12月に成果のとりまとめを実施し、翌2026年1月に報告が予定されている。2025年7月時点では、採択結果や進捗状況に関する情報は公表されていない。

愛知県では、2022年度より同様の枠組みによる協働事業を継続して実施している。2024年度には10件の課題が提示され、58件の応募のうち9件が採択され、実証実験が行われた。これらの成果は、2025年1月31日に特設サイト上で成果報告として公開されている。

2025年度事業の概要では、実証を通じて解決策の改善・改良を図り、より効果が高い手法の導入につなげる方針が記されている。採択された事業の具体的内容や、実証の成果がどのような形で活用されるかについては、実施後に報告される予定である。