北海道旭川市、対話型AI電話自動応答システムを開発[ニュース]
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2025年6月より北海道旭川市は、北海道札幌市の企業である株式会社インターパークと共同で、対話型AI電話自動応答システムを開発している。
当システム開発は、電話取次業務の効率化について検証することを目的としている。
背景
近年、地方自治体では職員一人あたりの業務量が増加傾向にある一方で、限られた人員体制での行政サービス向上が求められている。
なかでも市民による問い合わせへの電話取次業務は、自治体職員がコア業務を行う時間を圧迫しており、効率的に対応できる体制の整備が求められている。
今回の取り組みは、対話型AI電話自動応答システムの開発・導入によって電話取次業務の効率化を図るもの。
共同開発概要
本共同開発には、インターパーク提供のアプリ「SUBLINE」を用いる。
「SUBLINE」はスマートフォンにインストールすれば、ビジネス用の050番号を持つことができる。
今回開発を目指すのは、以下の機能を備えた対話型AI電話自動応答システム。
・AIによって音声で用件をヒアリング
・ 内容に応じて該当部署の内線・直通番号へ自動で転送
・ 要件が不明瞭な場合は代表窓口で人手対応を実施可能
2025年6月から開始し、約4カ月間実施予定。
期待される効果としては、ノンコア業務（電話取次）の効率化、コア業務に注力しやすい体制の実現が挙げられる。
（執筆：デジタル行政 編集部）