東京都大田区、株式会社オプロに「学童保育オンライン申請システム構築業務」を委託[ニュース]
東京都大田区は、公募型プロポーザルによって東京都中央区の株式会社オプロに、「学童保育オンライン申請システム構築業務」を委託する契約を締結した。
背景
近年、共働き世帯増加を背景とした「小1の壁」が問題となっており、学童保育の待機児童数が増加傾向にある。
この問題を受けて、小学生の子どもがいる共働き世帯の保護者からは、学童保育利用の際における手続きの簡素化・利便性向上が求められている。
大田区における「学童保育オンライン申請システム構築業務」は、区が実施する学童保育事業にオンライン申請を導入することで、利便性向上・負担軽減を図る目的がある。
株式会社オプロは委託事業者として、オンライン申請システムの構築を通じて、子育て世帯の負担軽減・地域行政効率化実現に貢献する方針。
オンライン化の現状
2024年6月に行われた自治体対象のアンケートでは、自治体の55%が「行政手続きオンライン化について課題を感じている」と答えた。
課題の内容に関しては、22%が「二重管理」、20%が「デジタルデバイド対応」と答えた。
また、具体的にオンライン化を進行中の手続きについては、「子育て関係」と答えた自治体が多く見られる。
これらの結果から、子育て関係のオンライン化に対する需要がありながらも、デジタルデバイド・二重管理をはじめとした課題に直面する自治体が多いことが示唆された。
(執筆:デジタル行政 編集部)