兵庫県養父市、日立と共同でヘルスケアチェックサービスを構築[ニュース]
兵庫県養父市は株式会社日立製作所と共同で、デジタル技術を活用して健康管理に役立てる「ヘルスケアチェックサービス」を構築した。
今回構築したシステムは、「認知症の早期発見」および「個々のウェルビーイング向上」をテーマとしたWebサービス。
マイナンバーカードや市が発行する「やっぷるカード」で本人認証を行うことで利用できる。
背景
日本では高齢者の7人に1人が認知症を経験するといわれており、養父市でも高齢化の進展に伴って認知症患者数は増加すると見込まれている。
そのような状況でありながら、近年では認知症発症を促進する危険因子が明らかになったことで新しい治療法が導入され、予防・先進治療が進歩しつつある。
また、近年は孤立・生きづらさを感じる人が増えており、養父市でも社会生活面に課題を抱え生きづらさを感じる人に対して社会とのつながりをつくる「社会的処方」を市の重点施策としている。
これらの課題を解決する取り組みとして、今回のサービス構築に至った。
今後の展望
今後市と日立は、今回のサービスを個々の趣味・趣向やライフスタイルなどに応じた社会参加を提案できるシステムにするためにブラッシュアップを検討する。
また、デジタル技術活用によるまちづくりを継続推進し、養父市と同じ課題を抱える他自治体への展開も検討されている。
(執筆:デジタル行政 編集部)