山形県山形市、TXP Medicalと「救急DX」を実施[ニュース]

山形県山形市、TXP Medicalと「救急DX」を実施[ニュース]

山形県山形市は、TXP Medical株式会社と共同で「救急DX」に取り組んでいる。
この度、二者が取り組む「救急DX」が、日本DX大賞実行委員会が主催する日本DX大賞2025にて地域DX部門ファイナリストに選出された。
本プロジェクトでは「なぜ救急隊DXで救急医療の質を向上できるのか」をテーマに掲げた。

背景

従来の救急医療においては、医療機関の受入逼迫や搬送中の情報共有など、アナログな手段を用いることによる構造的な課題があった。
「救急DX」はDX化によってこれらの課題を解決し、地域医療の質向上をはかるもの。
日本DX大賞2025では、救急搬送現場における現場の声を聞きながら医療現場の「見えない分断」を解消する取り組みが、地域医療の質・持続可能性を高めるモデルケースとして評価された。

成果

山形市消防本部・医療機関の間に、救急医療搬送システムである「NSER mobile」を導入。入力した情報がリアルタイムで医療機関へと共有され、受入体制最適化と業務負荷軽減が実現された。
救急DX導入によって得られた成果には、ほかにも以下のものがある。

・搬送困難事例減少
・救急隊と病院の間でのコミュニケーション円滑化
・救急隊員による書類作成時間の短縮

(執筆:デジタル行政 編集部)