壱岐市、Another worksと複業人材登用における連携協定締結しDX推進[ニュース]

壱岐市、Another worksと複業人材登用における連携協定締結しDX推進[ニュース]

長崎県壱岐市は、成功報酬無料のSaaS型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を展開する株式会社Another worksと、2021年11月12日、連携協定を締結し、行政へ複業人材を登用する実証実験を開始した。さらに複業人材の募集を「コミュニケーションアドバイザー」「ワーケーション促進アドバイザー」「組織運営アドバイザー」の3職種で開始した。

日本では人口減少や少子高齢化が深刻な問題となっており、特に地方自治体では東京一極集中によりこれらの課題が顕著に現れている。地方自治体ではこのような課題解決のため、観光客の誘致や移住定住の促進、地域ブランドの育成などさまざまな取り組みを行っている。

このような背景により、実証実験では複業クラウドを活用して複業人材を登用し、有能な民間人材の知見や才能を自治体に活かすことで、行政課題の解決を目指す。公募するのは「コミュニケーションアドバイザー」「ワーケーション促進アドバイザー」「組織運営アドバイザー」の3職種で、同プロジェクトではオンラインによって定期的な業務を遂行する方針だ。

コミュニケーションアドバイザーは、Slackをベースとした活発な職員同士のコミュニケーションを促し、業務の効率化や高度化(住民サービスのDX検討等)といったDX推進をサポートできる方を公募する。

ワーケーション促進アドバイザーは、テレワークが当たり前になった時代、仕事と自然に囲まれた島暮らしを両立できる壱岐市だからこそできるワーケーション戦略をデザインできる方を公募する。

組織運営アドバイザーは、まちづくり協議会の会議を活性化させ、主体性のある組織にするという目的を達成すべく、組織変革のためのワークショップの企画やファシリテーターの育成ができる方を公募する。

(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)