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五島市、ドローンの航空管制システムの地域実証を実施[ニュース]

五島市、ドローンの航空管制システムの地域実証を実施[ニュース]

長崎県五島市は10月4日〜 8日および10月25日〜28日、ドローンのレベル4飛行の解禁へ向けた、ドローンの航空管制システムの地域実証を行う。

五島市では、2018年からドローンの域内活用を推し進めており、様々な用途のドローンが日常的に運航し、人々の生活に役立つ将来を作り上げている途上にある。この実現には空の交通整理機能を担うドローンの運航管理システムは極めて重要な役割を果たし、その導入は五島市においても近い将来に必要となってくるとしている。

本事業で行うレベル4の飛行は、無人航空機の有人地帯における補助者なし目視外飛行のことを指し、市街地などの第三者の上空を含むエリアを操縦者の目の届く範囲の外で飛行する方法を指す。これが実現することで、物流、災害、調査などへのドローン活用の効率化と、サービス提供範囲の拡大が見込まれる。

本事業は、五島市内で既に活用されているユースケースを中心に複数用途のドローンの同時飛行などを通じて、運航管理システムの試験的な運用の実施と、同システムの運用方法等の課題抽出等を行うことを目的としている。具体的には、物流用ドローン(平時・緊急時)、海難捜索及び離島調査用ドローン(緊急時)、農地作付け確認用ドローン(平時)、及び海岸漂着ごみ調査用ドローン(平時)の4つのユースケースを五島市福江島及び周辺海域上空を、最大3ユースケース同時に飛行させ、この際の運航調整に運航管理システムを活用し、その運用上の課題の抽出と改善の検討を行っている。

(執筆:デジタル行政 編集部 柏 海)